ハッピーじゃないエンドでも面白い映画みたいな人生を

あまりに個人的すぎて、下痢のような文章を垂れ流します。

ブログはじめました。


何十万という人びとが、あるちっぽけな場所に寄り集まって、自分たちがひしめきあっている土地を醜いものにしようとどんなに骨を折ってみても、その土地に何ひとつ育たぬようにとどんな石を敷きつめてみても、芽をふく草をどんなに摘みとってみても、石炭や石油の煙でどんなにそれをいぶしてみても、いや、どんなに木の枝を払って獣や小鳥たちを追い払ってみてもーー春は都会のなかでさえやっぱり春であった。




……ということで、トルストイ「復活」の冒頭の引用からはじめてみました。
もうすっかり春めいてきましたね。
と書くつもりだったのに、今日は雨が降っているせいかすごく寒い。
まあ、気温のちょっとした変動や雨が頻繁に降るのも季節の変わり目にはよくあることなので、大きな流れで見ればやっぱり、春めいてきているといえば春めいてきているんでしょう。
駅前のバスロータリーに1本だけ生えている桜も花をすでに満開にさせていて、すごく綺麗だった。けれどこの桜は一般的な薄いピンクではなくて、さくらでんぶのような濃いピンクをしているので、もしかしたら梅か、それとも春の気配をいち早く察知した駅員が誰もいない時間を見計らって、厚紙でつくった花びらをせっせと枝のまわりに貼っていったのかもしれない。と思うほど、絵に描いたような綺麗な咲き方をしていた。



ここには、とりあえず、小説や映画の感想、日々の出来事とフィクションなんかをなんとなく不定期で書いていくつもりです。意外と寂しがり屋なので、感想も気軽にしてやってください。よろしくどうぞ。
では、また。