ハッピーじゃないエンドでも面白い映画みたいな人生を

あまりに個人的すぎて、下痢のような文章を垂れ流します。

最近の出来事。

 

 

 

 

また風邪をひいた。

1回目は今月のはじめころ、友人宅で映画鑑賞をしたすぐ後のことだった。連日の夜更かしが原因だったのだと思う。喉の違和感が痛みに変わり、あぁこれはマズイやつだと思う間もなく悪化。母の小言を背中に聞きながら病院へ行った。

幸い、熱はなく喉の痛みと悪寒だけで済み、薬を飲んだらどんどん良くなっていった。

それから、大阪にいる友人が地元に帰ってきたので遊んで、そのときはまだほぼ治ったくらいでまだ喉に異物感はあったものの、カラオケで3時間以上歌い続けて、新たな門出に立つ友人のために我が身を省みず弱った喉を酷使した。

 

その結果、ぶりかえした。

 

いや、これが本当に原因なのかはわからないけど、再び喉に痛みが戻り、体が寒くてしょうがなかった。1回目ほどひどくはなかったとはいえ、1ヶ月のほとんどを体調不良で過ごすと心が暗くなる。慰めてくれのは、夜、窓を静かに叩く雨の音だった。そういうところは、今も昔も変わらない。

 

 

 

 

 

「カルテット」が面白かった。過去形なのは今週でもう終わってしまったからで、テレビドラマを毎週楽しみにしながら観るのはすごく久しぶりのことだったので、すこし寂しい。

友人のひとりもカルテットを観ていて、おいしいお好み焼きをつつきながらドラマについて会話が弾んだ。そのなかで、アリスという登場人物の話題になった。

アリスはカルテットのなかでも群を抜いて異質で強烈な人物だ。

笑っていても目が笑っていないのが特徴で、人付き合いは打算のみで動き、自分の利益になるならどんなことも躊躇なく行うというとんでもないサイコパス野郎なのだが、それを吉岡里帆が演じていて、2話か3話あたりで満島ひかり演じるすずめちゃんに男の口説き方を指南するシーンは、あまりにふたりが綺麗でまぶしくて、なにか見てはいけないようなものを見ている気分になった。家族とテレビを観ていたら過激なラブシーンが流れだしたときのような、変にそわそわするあの感じ。端的にいうと鼻血が出そうだった。その後、すずめちゃんの弱みを知ったアリスはそれにつけこんで恐喝まがいのことをするのだけれど。

それで、そのアリスの話になったとき、当然あの女まじでヤバい奴だよな〜という感じで始まったのだけれど、すると友人が苦笑しながら「でも、俺ちょっといいなあって思っちゃったんだよねえ」と言うので、僕は思わず「まだ懲りないの!?」と叫んでしまった。

 彼の恋愛遍歴を知っている者なら、誰だって叫んでしまうだろう。そして、それがただの冗談とか、キャラとして好きだけど実際に付き合うとしたら無理という生半可な好意とかではなくて、たとえ吉岡里帆ほどのビジュアルではなくても、そういう、本当の意味で誰のことも好きならないような女のことを本気で好きになってしまうのも、彼の恋愛遍歴を知っている者なら、それが正直に感じた言葉であるかが分かってしまう。

 その言葉を聞いて、僕はすごく心配になった。

率直に言って、彼には幸せになってほしい。彼の思う幸福を手にしてほしいと、人付き合いが悪く基本的に人を好きになれない僕が、この人は幸せになってほしいと恥ずかしげもなく願える数少ない友人のひとりが彼だ。

「ああいう子なんだけど、俺に対しては一途な子がいい」とロマンチストな彼は言った。

「そんな子はいない」と僕は一蹴した。

したにはしたけど、できることならそんな子がいてくれたらいい、と思ってしまう僕も同じくらい、ロマンチストなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

ラ・ラ・ランド」を観た。

観た2日後、もういちど観に行った。

また観るつもりだ。

感想は書きたくない。 

 

 

 

 

 

大阪の友人が夢を諦めた。

 僕はまだ諦めない。

これは意地なのだろうか?

とりあえず、やっていくしかない。

 

 

 

 

 

 

新生活が始まった。